先日ネットオークションで「自殺のコスト」なる本を落として、今読んでたんですが、なかなか面白いですね。
その本のリストカットの項のところで「リストカッター」なる表現が出てました。
なんでもリストカットをする人のほとんどは死ぬためじゃなく生きるために手首を切るんだそうで、どうもそういう人をリストカッターというそうです。
とりあえず、ネットで検索かけてみると、リストカッターと一緒にアームカッターなる固有名詞がたくさん目に付きました。
アームってどこ切るんだ?(言葉どおり腕のどこか一部を切るらしいですが)
しかし、なんか「リストカッター」や「アームカッター」なんて名前付けちゃうと、まるで、自傷行為が、かさぶた剥いでみたりするのと同列に感じれてしまうような、妙に軽々しく聞こえてしまうのは私だけでしょうか?
まあ、なんにせよ、万物は「名前が与えられて初めて存在する」といいます。しない人には理解できない「リストカットをする人」というお化けが「リストカッター」なる固有名詞を与えられることで、お化けじゃなくなるんですから、それはそれでよいことなんでしょうね。